top of page
医療相談・連携
病棟そのものがリハビリテーション
身体的機能の改善を図るために、患者様ひとり一人に対し、必要なリハビリメニューが立てられ治療が始まります。リハビリスタッフは、機能改善に至る過程を段階的に、効果的に患者様と確認しながら、実践と評価を繰り返しながら、リハビリを進めていきます。
リハビリスタッフと行う運動が、リハビリの全てではありません。患者様は、1日当たり約3時間のリハビリを受けますが、睡眠時間を除いた残りの時間を病棟で過ごすことになります。「約10時間をどう過ごすか、しかも日常生活としてどのように過ごしてもらえるか」このことは患者様や病棟スタッフにとっても重要な課題です。
「できるADL」は決して「しているADL」 ではないからです。「日頃の様子はどうですか?」この視点こそが、患者様の身体機能改善に繋がります。活発に動くことではなく、朝起床したら身じたくをして食事をする、トイレにいく、散歩をする、椅子に座って本を読む、テレビをみる、お茶を飲む、といった受傷前の生活習慣に近づけること、喜怒哀楽を受け止めること、それ自体がリハビリになります。
リハビリテーションの意味をこのように考え、スタッフ全員で患者様と向き合っています。
bottom of page